『マッドサイエンティストの手帳』770

●2022年 新年のご挨拶

 2022年を迎えました。
 1月1日、午前7時、北緯34度42分43秒、東経135度39分55秒、相変わらずランゲルハンス島沖を漂流中。
 穴蔵から見る午前6時半の空、不吉な暗雲が立ち込めております。
 まるで今年の行方を象徴するような。
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 と思ったら、30分後には晴れました。
 外気は5℃。大阪に限っては、予想された「数年に一度の寒波」の気配もなし。
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 こんなものでありましょう。
 惰性で続けてきた本homepageも開設から26年を過ぎました。
 じつは本HPはきわめて自己本位的なもので、読んでいただくよりも、自分の創作メモのつもりで書いてきました。
 そのことは、本HP連載の第1回に書いたとおりです。
 昔(7,80年代)は、日常生活で得た着想は業務日記の余白にメモ書きしておりました。
 ところが中老を過ぎて(というか天命を知るべき年齢になった)頃から、自分で書いたメモの意味が理解できないことが増えてきました。
 周辺の出来事に関連づけて記憶していたはずが、思い出せないことが増え、明らかに記憶力の低下です。
 そこで、10年後の自分が読んでもわかる程度の文体で書いておこうと始めたのが本HPの日記です。
 しかし……近年、このやり方にも矛盾を感じるようになりました。
 10年後の自分用に書いても、おそらくそれを読む自分はいないでしょう。
 創作メモばかり書いても、もう創作につなげそうになく、いつ「終了」になっても不思議ではありません。
 だんだん「陰。正午浅草。」「晴。正午大黒屋。」みたいな記述が増えそうです。
 創作メモから生存確認へ。そんなことになりそうですが、よろしければ本年もおつきあいのほどを。

※年賀状をお送りいただいた皆様に。
 年賀状、ありがとうございます。嬉しく懐かしく、またありがたく拝見しております。
 当方、年齢その他の事情により、2014年の年賀状を最後としており、返事も差し上げず失礼いたします。
 本年もよろしくお願いいたします。


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