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11月14日(金) 穴蔵
 午前4時に目覚めて、通常の生活に戻る。
 晴。晩秋の一日。穴蔵にて静かに過ごす。
 相棒の某くんが播州龍野にいて、何件か報告あり。交替で出向くことになりそうな。
 あとは今週のニュースをチェック。
 クマ以外では、仲代達矢の死去が目立つ。
 仲代達矢は実物を一度見たことがある。
 1961年、修学旅行で九州へ行った時、阿蘇の宿が『永遠の人』のロケ隊と一緒だったのだ。
 風呂から出てきた仲代達矢と廊下ですれ違った。むろん『用心棒』を見た後だったから感激したものである。
 映画では名作が多いが、繰り返し見るのは『殺人狂時代』だな。また近日見ることにする。

11月13日(木) 穴蔵に戻る
 ……ということで、昼前に穴蔵に戻る。
 睡眠不足でともかく疲れた。
 播州龍野関係で色々進展あるようたが、すべて明日に送る。
 やはり穴蔵は落ち着く。
 一杯飲んで……というわけにはいかず、適量を食べて、ともかく睡眠。
 クマたちに冬眠の気配がないような。食べてないから穴蔵にこもれない。実感としてわかるな。

11月10日午後〜13日午前
 穴蔵を離れて過ごす。
 部屋からは正面にホテルが見える。
 懐かしい風景だなと思ったら、今年正月明けに来たのと同じ部屋だった。
  *
 手前の方を掘り返しているが、何かの遺跡なのだろうか。滞在中に進展なし。
 退屈な時間が過ぎる。

11月10日(月) 穴蔵/某所行き
 早寝したら、例によって深夜(2時過ぎ)に目覚めた。
 朝まであれやこれや(SFとは何か〜龍野のクマまで)考えること多し。
 穴蔵でウジウジしていてもしかたがない。
 身の回りの物をバッグに詰め込み。
 気分転換のため、しばらく穴蔵を離れることにする。

11月9日(日) 穴蔵
 未明から雨が降り続く。
 終日穴蔵。
 今日中に片づけておかねばならぬことあり、終日、ひたすら資料を読んで過ごす。
 来週予定の創作講座の準備である。
 ジャンルSFの変化について考えること多し。
 出たばかりの『超SF創作マニュアル』(ゲンロン)を読んだ影響も大きい。
 これについては、諸般の事情により、来週書くことに。
 本日は早寝。

11月8日(土) 穴蔵/クマ出現?
 晴。土曜日である。
 休日の外出は気が進まないが、明日は雨らしいので、午後、専任料理人と梅田まで買い物に行く。
 身辺の小物類。ズボラ生活にはあった方がいいという程度のもの。
 ヨドバシ周辺、えらい人出である。
 食料品のポーター役は勘弁願って、さっさと先に帰館。
 夕刻、播州龍野の某方面から電話あり。
 家の近所にクマが出現したという連絡。町内放送で警戒を呼び掛けたらしい。
 5日前に隣家の柿を見てクマの心配をしたばかりだが、まさかホンマに出るとは。
 ネットで調べると、「たつの防災防犯ネット」にあった。
「たつの市農林水産課からのお知らせ。昨日(11月7日)午後4時頃、たつの市龍野町日飼、龍野東中学校東側でクマらしき動物を目撃したとの情報がありました。市民の皆さんは十分注意してください」
 東中学校といえば、堀家住宅と姫新線の線路を挟んで300メートルほどしか離れていない。
  *
 google-mapではこのあたり
 校庭の東側は、細い川を隔ててすぐ山である(ただしこの山は独立していて、中国山脈にはつながっていない)。
 生まれてから今まで、クマが出たなんて話は聞いたことがなかったが、調べて見ると「クマの糞のようなもの」は見つかっていたらしい。
 この山の一部はわが「固定資産」である。
 このことは15年前に書いているが……山林だから税金はかからないものの、「鹿の防止柵」の費用を分担させられたことがある。
 クマ防止柵を作るとなると、また負担を強いられることになるのか。
 墓参りに行ってクマに襲われるよりマシかもしれんが、迷惑な話だ。

11月7日(金) 穴蔵
 晴。終日穴蔵
 ……にこもってばかりではいかんので、午後、散歩に出る。
 ジュンク堂は、相変わらず万博グッズ売り場のみ混雑。
 困ったものよと嘆くより、書店の営業を支えて下さる市民に感謝すべきか。
 今月も筒井さんの活動が目立つ。文学界に「自伝に関するインタビュー」、新潮に「T字路の奥」、新刊コーナーに日下三蔵編「筒井康隆エッセイ集成 1 ―SFを追って―」も並んでいる。
 そういえば『筒井康隆 自伝』はすでに読んでいるのだが、まだ感想をアップしていない。
 これは最終章「老体化? 老大家?」が特に気になり、再読して確認したい作品(「ペニスに命中」「世界はゴ冗談」『モナドの領域』「漸然山脈」など)が多いため。日記と同様、その記述は、書かれているのと同年で読むのがいちがん面白いからである。つまり「自伝」も10年前あたりの部分。創作に関する内情などが明かされていて驚くこと多し。
 そうか、坂本健一さんが亡くなられて、もう9年経っているのだなあ。
 などと感慨にふけりつつ、青空書房のあった場所までは遠いので、中崎町あたりで引き返す。
 東公園のモミジが一部紅葉している。
  *
 再来週あたりに播州龍野へ行けば見頃だろうが、行けるかどうか……

11月6日(木) 穴蔵
 予報は晴だが、雲の多い1日であった。肌寒し。
 終日穴蔵。
 断腸亭なら「正午大黒屋。」で終る1日。
 わたくしの場合は3食きちんと食べているから、おっさんの境地に到達できない。
 昼1食にすればいいのか……よくわからん。
 独居したいが、今のところ難しいからなあ。

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