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『宇宙ランド2100』(盛林堂ミステリアス文庫)
 久しぶりに自分の本なので照れくさいのだが、ちょっと自己紹介。
 このたび北原尚彦さんが、わが「ジュニアSF」をまとめて下さった。
 半世紀ほど前の、自分でも忘れていた(隠しておきたかったのもあり)作品を発掘していただき、なんとも不思議な気がする。
 盛林堂ミステリアス文庫に入り、光瀬龍氏『ジュヴナイルSF未収録作品集』や石原藤夫氏『ショートショート集成』の後列に並ぶことができて、これはまことにうれしい。
 本日「文学フリマ」で発売、ネットでも販売開始されたので、ここでも紹介させていただく次第です。
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 拙作についてはともかく、次のことだけは書いておきたい。
 本書には小松左京氏の脚本による「幻の人形アニメ」の絵コンテが収録されています。
 1965年に企画され、残念ながら実現しなかったSFアニメ。その「絵コンテ」で、小松氏の年譜にも記載されておりません。
 この小松作品がなぜ……と思われるでしょうが、小松左京ライブラリのご好意によります。
 事情は、わが「解説」をお読みいただけるとありがたいですが、上記ライブラリにも少し紹介あり。
 絵コンテが読めるのは(今のところ)本書だけです。

11月23日(日) 穴蔵/ウロウロ
 3連休2日目。
 出歩かないに限るが、天気がいいので、健康維持のため少し歩くことにする。
 南東方向。中崎町界隈はインバウンドもおらず快適。
 紅葉も見たくなり、扇町公園まで……と、ここがえげつない人出。
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 関テレ主催のイベントらしい。
 昨日の御堂筋(阪神のパレード)といい、困ったものよ。
 進路を北に変え、天五〜黒崎町で青空書房の跡地にお参り〜許永中の邸宅跡(集合住宅になって面影もなし)〜豊崎の長屋〜南濱墓地〜と2時間ほど歩いて帰館。
 まあまあいい運動になった。
 これで寿命が少し延びればいいのだが。

11月22日(土) 穴蔵
 世間3連休の初日。人出が多いだろう。出歩かないに限る。
 終日穴蔵。
 外出は近所へ買い物、飲料系重量物のポーターを務めただけ。
 A研究所と大淀のアトリエの間の眺め。
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 北側の古い二階建ての住居が取り壊し中である。
 A研究所のできる前からあったはず。
 何ができるのか。
 あと、やりにくいだろうなあ。ここを通る人の多くが見比べていくんだからからなあ。
 楽しみといえば楽しみな。

11月21日(金) KLL例会
 晴。昼前に出て、阪急で越境、大阪から兵庫県の三宮へ向かう。
 市役所と区役所の間の眺め。
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 やはり神戸の街並みは大阪に比べて、歩いていて気分がいい。
 インバウンドが少ないからだろうか。
 午後、区民センターで神戸文芸ラボ(KLL)例会に出席する。
 本日はインフルその他で欠席者が多く、作品合評は来月に送って、老人数名の雑談会となる。
 Anchor KLL次号で「追悼特集」の予定だが、有力メンバーのひとりを喪って、今ひとつ元気がでないところがある。
 本日は早めの閉会。
 新開地あたりをウロウロしたいのだが、時間が中途半端。改めて専任料理人と来ることにしよう。

11月20日(木) 穴蔵
 晴。今朝が「いちばんに冷え込み」という予報だが、6時のベランダは8℃(アメダスは6.4℃)。
 大袈裟に騒ぐ気温ではない。今年2月22日は、最高7.5℃、最低2.2℃だったんだからな。
 つい先日まで暑い暑いといっておりながら、バカじゃねえか、テレビの予報屋ども。
 といいつつ、わたくしは寒がりなので、終日穴蔵。
 少しは仕事もするのであった。

11月19日(水) 穴蔵
 終日穴蔵にあり。
 色々雑件の処理。
 午後、BSで『惑星ソラリス』を見る。
 前に見たのは1977年だったから、48年ぶりか。
 冒頭あたりの未来都市(東京ロケの高速道路)とラストの原作との違いはよく覚えているが、ともかく長くて往生した記憶だけが残っている。原作に較べてやたら登場人物が多いし。
 宇宙ステーションが(金をかけてない分)はじめて生活感が出ているなと、その点だけ感心した。
 今回は、忍澤勉『終わりなきタルコフスキー』(寿郎社)で、詳細な画像分析を読んでいるから、見方が変わった。
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 なるほどそうであったかと感心するところ多し。
 ただ、テンポの緩さは体質に合わないし、「SF」度は原作からガタッと落ちる。最高のSFを普通の文学にしてしまったとでもいうか。
 『終わりなきタルコフスキー』を読む方がはるかに面白い。これひとつの不思議。

11月18日(火) 穴蔵/ウロウロ
 寒波到来というが、普通の日である。
 午前は「奇妙な雑務」……急に頼まれて、30年ほど前の短篇(自作ではない)を雑誌から発掘してテキスト化する。
 読み返して見ると結構面白く、現代風である。長篇大殺戮ノベルの冒頭みたいな雰囲気。これからどうなるのか期待する。
 午後、茶屋町アプローズまで出向く。芦屋にいる身内(妹だが)が出てきたので喫茶店で話す。
 播州龍野関係の経過説明と今後の相談だが、クマの出没とか親戚関係者の出没とか、話が周辺の怪しい事情にまで拡大して、2時間以上話し込んでしまった。
 兄妹でこんなに話すのは半世紀以上なかったような気がする。
 帰路、公園横、いつもとは反対側を通ったら、樹木の枝がバッサリ切り落とされている。
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 樫やらなんやらの常緑樹全部。ここ数日の所業だろう。
 身ぐるみ剥がれたようで、急に風が冷たく感じられる。
 寒波は皮膚感覚よりも視覚から来るのではないか。

11月17日(月) 穴蔵
 終日穴蔵。昨日の反動である。
 雑事……というか、経過報告書の作成に時間がかかる。SF系のことはできず。

11月16日(日) 大阪←→播州龍野
 日曜だが、早朝の電車で播州龍野へ移動する。
 始発時はまだ暗い。冬至が近いのである。
 播州龍野にて9時から始動。
・M自動車へ行って車検の終わったワゴン引取り。
 年内で廃車か迷っていたが、こちらでのややこしい案件が続きそうなので、あと1年は必要である。
・タイムマシン格納庫で雑事。メンテナンス業務はまだ残っているからなあ。
・地方信金とJAのATM回り。年末が近いのである。
・午後に某工務店来宅、先日から進めていた補強工事が終わり、その現場確認。
 丁寧にやってもらい、たぶんわが生存中は大丈夫であろう。
 庭周辺もシルバー諸氏が丁寧に雑草の処理をしてくれていて、来春までは問題なし。
・その後、先月初めから懸案だった「地籍未確定」の区画に出向く。
 行政書士と「先方」と現地集合しての境界確認の立会い。
 あっけなく……というか、ごく友好的に片づいた。
 先方のいうには、悪いのは「市」であって、ウチと先方の境界には何の問題もない。
(先方と公道の境界の図面を見れば確かにもっとも。地籍調査で、役人が面倒になって、隣接するウチもいっしょに「未確認」にして投げ出した気配がある。)
 ま、先方と市の問題は残るが、当方は「筆界特定」とかをやらずに済み、最悪2年近くかかりそうなのが数ヶ月で片づきそうな。
 負の遺産をしょい込まなくて済みそうである。
 実家から少し離れたエリアにて。
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 鶏籠山は見えるが、まるで別世界……クマが出現しても不思議でない雰囲気だ。
 夕刻の電車で帰阪。
 播州龍野関係の諸問題が大きく進展して、二地域居住の展望が開けてきたような。
 疲れた……が、心地よい疲労感である。

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