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11月17日(月) 穴蔵
 終日穴蔵。昨日の反動である。
 雑事……というか、経過報告書の作成に時間がかかる。SF系のことはできず。

11月16日(日) 大阪←→播州龍野
 日曜だが、早朝の電車で播州龍野へ移動する。
 始発時はまだ暗い。冬至が近いのである。
 播州龍野にて9時から始動。
・M自動車へ行って車検の終わったワゴン引取り。
 年内で廃車か迷っていたが、こちらでのややこしい案件が続きそうなので、あと1年は必要である。
・タイムマシン格納庫で雑事。メンテナンス業務はまだ残っているからなあ。
・地方信金とJAのATM回り。年末が近いのである。
・午後に某工務店来宅、先日から進めていた補強工事が終わり、その現場確認。
 丁寧にやってもらい、たぶんわが生存中は大丈夫であろう。
 庭周辺もシルバー諸氏が丁寧に雑草の処理をしてくれていて、来春までは問題なし。
・その後、先月初めから懸案だった「地籍未確定」の区画に出向く。
 行政書士と「先方」と現地集合しての境界確認の立会い。
 あっけなく……というか、ごく友好的に片づいた。
 先方のいうには、悪いのは「市」であって、ウチと先方の境界には何の問題もない。
(先方と公道の境界の図面を見れば確かにもっとも。地籍調査で、役人が面倒になって、隣接するウチもいっしょに「未確認」にして投げ出した気配がある。)
 ま、先方と市の問題は残るが、当方は「筆界特定」とかをやらずに済み、最悪2年近くかかりそうなのが数ヶ月で片づきそうな。
 負の遺産をしょい込まなくて済みそうである。
 実家から少し離れたエリアにて。
  *
 鶏籠山は見えるが、まるで別世界……クマが出現しても不思議でない雰囲気だ。
 夕刻の電車で帰阪。
 播州龍野関係の諸問題が大きく進展して、二地域居住の展望が開けてきたような。
 疲れた……が、心地よい疲労感である。

11月15日(土) 創サポ講義
 午前4時起床、正常な生活パターンに戻れたような。
 晴。気分良く穴蔵にこもる。
 夕刻這い出て、地下鉄で天満橋へ。
 八軒家浜から見る夕景。
  *
 冬至が近いんだなあ。
 谷町2丁目のCANVAS谷町へ。18時から創作サポトートセンタ―の講義。
 本日の提出作品は「広義のSF」短篇・中篇・長篇で、面白い作品が揃った。
・L1点に浮遊する気象制御用の巨大な「傘」を、管理センターを「乗っ取って」、別目的での飛行を企てる高校気象部員たち。ポイントを押さえた青春ドタバタSFの好短篇だが……きちんと考証を踏まえて本格的に展開すれば、宮西建礼『銀河風帆走』の冒頭短篇に近い雰囲気になるはず。格調をとるか笑いをとるか、微妙なところ。
・古文書がある書庫から発掘されるが、どうやら太安万侶が、稗田阿礼から聞き書きとは別に残した「覚書」らしい。それを読み解いていくと予想もしなかった体験が浮かび上がってくる。古代史SFとは別の趣向をこらした時間SF中篇。
・バンパイヤSFと定義していいのだろう。だが、ドラキュラ型とは似ても似つかぬ吸血鬼で、その造形、生態、感覚(血の味わい方など)、敵対する吸血鬼ハンターの存在など、混み入った「吸血鬼世界」が細部まで考え抜かれた長篇。吸血鬼SFというより、要するに「生態系SF」長篇で、世界設定を頭に入れるだけで一苦労。しかも群像劇。(極端な譬えだが)デューンの世界をダイジェストにして読まされるような……とこれは私の感想で、リーダビリティは高いという意見もあり。未発表作品だからこれ以上は書かないが、読者の立場としては老いを実感させられる。

11月14日(金) 穴蔵
 午前4時に目覚めて、通常の生活に戻る。
 晴。晩秋の一日。穴蔵にて静かに過ごす。
 相棒の某くんが播州龍野にいて、何件か報告あり。交替で出向くことになりそうな。
 あとは今週のニュースをチェック。
 クマ以外では、仲代達矢の死去が目立つ。
 仲代達矢は実物を一度見たことがある。
 1961年、修学旅行で九州へ行った時、阿蘇の宿が『永遠の人』のロケ隊と一緒だったのだ。
 風呂から出てきた仲代達矢と廊下ですれ違った。むろん『用心棒』を見た後だったから感激したものである。
 映画では名作が多いが、繰り返し見るのは『殺人狂時代』だな。また近日見ることにする。

11月13日(木) 穴蔵に戻る
 ……ということで、昼前に穴蔵に戻る。
 睡眠不足でともかく疲れた。
 播州龍野関係で色々進展あるようたが、すべて明日に送る。
 やはり穴蔵は落ち着く。
 一杯飲んで……というわけにはいかず、適量を食べて、ともかく睡眠。
 クマたちに冬眠の気配がないような。食べてないから穴蔵にこもれない。実感としてわかるな。

11月10日午後〜13日午前
 穴蔵を離れて過ごす。
 部屋からは正面にホテルが見える。
 懐かしい風景だなと思ったら、今年正月明けに来たのと同じ部屋だった。
  *
 手前の方を掘り返しているが、何かの遺跡なのだろうか。滞在中に進展なし。
 退屈な時間が過ぎる。

11月10日(月) 穴蔵/某所行き
 早寝したら、例によって深夜(2時過ぎ)に目覚めた。
 朝まであれやこれや(SFとは何か〜龍野のクマまで)考えること多し。
 穴蔵でウジウジしていてもしかたがない。
 身の回りの物をバッグに詰め込み。
 気分転換のため、しばらく穴蔵を離れることにする。

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