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2月21日(水) 穴蔵
 曇天、午後には晴れてくる。
 終日穴蔵。
 ボケーーーーッと過ごす。
 いかんなあ。

宮内悠介『ディレイ・エフェクト』『超動く家にて』
 宮内悠介さんの短編集が2冊。
 芥川賞候補作(表題作)とバカSFを集めた短編集……ということだが、読み比べると、特に大きな差は感じられない。
『ディレイ・エフェクト』(文藝春秋)
  *
 表題作は芥川賞を受賞しても不思議でない作品で、しかも本格SFである。これについては前にも書いたが、次の「空蝉」は、ロックバンドの自殺?したメンバーの足跡をたどるミステリー?である。不思議な位置づけの作品。そして「阿呆神社」に至っては、なんというか、やっぱりミステリーの一種で、謎は解けるが、それ以上に阿呆らしいのである。
 この作品集、「ディレイ・エフェクト」が受賞した場合には、芥川賞受賞作として売り出されるはずだった? そうとしか思えない。
 惜しいなあ。ぜひとも芥川賞作品と「阿呆神社」が並んでほしかった。それほど(ともに)巧緻な作品である。
 その創作の秘密は、
『超動く家にて』(東京創元社)にある。
  *
 短篇が16篇。アンソロジーなどで読んだのは5篇……宮内さんがこんなに短篇を書いていたとは知らなかった。
 帯に「宮内悠介の本性ここにあり!」とあって、確かにその通り。ただ、いわゆるバカSFを集めたものでもない。
 「トランジスタ技術の圧縮」や「超動く家にて」のようなトンデモ発想もあるが、「文学部のこと」や「アニマとエーファ」のごとき「思索的」作品あり、「法則」や「かぎ括弧のようなもの」などヨタ話あり、「クローム再襲撃」のパロディあり、ともかくその発想が多彩である。
 『スペース金融道』を読んだとき、量子金融工学が金利計算でブラックホール解を生み出すギャグに、「これはSFファンがいちばん面白がる」と述べた。その面白さが徹底したのが本書で、これはバカ受け間違いなしだろう。
 ただ、宮内さんの凄いところは、こうした着想をさらに凄い作品(SFであってほしいが、それにとどまらない)に成長させるところである。
 この16篇、たしかに完成度からいうといまだしのものも見られるが、なんといってもアイデアの広さである。
 本性ここにあり。さらに進化させてほしい。

2月20日(火) 穴蔵
 晴れて暖。
 行楽日和のようだが、日和下駄の気分にならず、終日穴蔵にこもる。
 本を読みかけるが、目が疲れて眠くなる。
 しばらくCDを聴く。
 そのまま仮眠。
 これを3回ほど繰り返して夕刻となる。
 明日は気合い入れるつもり。

2月19日(月) 穴蔵/ウロウロ
 朝からうろうろする。郵便局と銀行に寄る。梅三小路の某店で散髪をする。ヨドバシ〜紀伊国屋〜ジュンクドーを経由して、昼前に帰館する。
 午後は穴蔵にて本を読んで過ごす。
 たちまち夕刻。
 専属料理人の作った、すき鍋、ごちゃごちゃ野菜の掻き揚げ、なんとか菜の煮浸しなどでビール、湯割り。
 早寝するのである。

2月18日(日) ジェフ・ブル・インターナショナル・ジャズバンド@島之内教会
 午後に心斎橋の島之内教会へ。
 ジェフ・ブル・インターナショナル・ジャズバントの来日公演である。
 専属料理人は受付津手伝い、おれは気楽に聴かせていただく。
 チラシをデザインをした塩田くんも招待されている(チラシはこちら)。
 2009年に結成。イギリス、ドイツ、ベルギー、オーストラリアの名手が集まり、日本からは河合良一さんが参加、5年前からは毎夏1ヶ月のヨーロッパツアーを敢行している。
 来日が待ち望まれていたバンドである。
  *
 さすがに名手揃い。
 ひょっとしたらラスカルズに及ぶかも……とは微妙な言い方だが、ラスカルズもメンバーが欠けてきたからなあ。
 日本側はラスカルズが出演。
 河合さんは両バンドに出演だからたいへんである。
 ということで16時40分まで。
 あと、塩田くんと専属料理人とで明治軒に寄る。
 串カツ、トマトサラダ、タタキでビール、オムライスでワイン。
 ちと食べ過ぎか。
 まっすぐ帰館、早寝する。

2月17日(土) 大阪てのひら怪談
 午後に出かけようとしたら、近所に消防車が数台駆けつける。
 何事か。
  *
 公園南側の穂光でボヤ騒ぎだったようである。
 時々昼飯を食べに行く店。焼失しては困るのである。
 ぶらぶら歩いて中崎町のギャラリーSUNABAへ。
 田辺青蛙さんプロデュースの大阪てのひら怪談の展覧会が開催されているので、ちょっと見学のつもりで行ったら、なんと本日が選考委員会でもあったのだ。
 選考委員の各氏ももうすぐ来るというので、傍聴させていただくことに。
 東雅夫、山下昇平、牧野修、酉島伝法、田辺青蛙の各氏が選考委員。
 それぞれの発言も面白いが……なんと大賞受賞者は「環状線」の作者「泥田某」氏であり、その本名は北野勇作であった。
 これ、なれあいではない。北野氏は昨年は見事に落選。しかも、他にも「プロ作家らしい」が正体不明が結構いるらしい。
 恐ろしいコンテストなのであった。
  *
 受賞者の朗読も聴く。
 こちらは暗闇で鍛えているだけに、見事なものであった。
 まっすぐ帰館。
 一杯飲んで早寝。
 明日もまた楽しみがあるからね。

2月16日(金) 穴蔵/SF検討会
 朝、大淀税務署へ確定申告の書類を提出に行く。
 国税庁長官は気にくわないけど、こちらは源泉徴収された分を取り戻すためだから、無視するわけにもいかない。
 今年もなんとか還付金でalaへ森山威男ジャズナイトを聴きに行ける目処が立った。
 帰館してボケーーーッとしているうちに夕刻となる。
 かんべむさし氏来穴蔵。
 今年はじめて、定員2名内容非公開のSF検討会を開催する。
 湯割り飲みつつ約3時間半。
 主には春団治(嗚呼!)と小雁さんがメインか。毀誉褒貶はなはだし。どちらがどうとかはいうまでもない。

2月15日(木) 穴蔵
 曇天にして暖……らしい。
 穴蔵にいるから外の体感温度はわからず。肌寒く、コタツにて過ごす。
 本日はDVDの日と定めて、
 午前……
・「ワイルドバンチ」
 午後……
・米朝師匠「算段の平兵衛」「近江八景」
・「ポイント・ブランク」
 を見る。
 こんな贅沢なことしてていいのかと思わぬでもなし。ま、たまにはいいであろう。
 夜はビーフシチュー、サラダなどで、そこそこのワインを少しばかり。
、   *
 さあ、これから、
・「突破口」
 を見て寝るつもり。

2月14日(水) 穴蔵/ウロウロ
 寒波は去った気配。
 穴蔵にて確定申告の書類作成。昼過ぎでなんとか片づいた。
 午後近所をうろうろ。
 日本語表記がまったくなかった宗教施設らしき建物に、やっと日本語の看板がかけられた。
  *  *
 「阿含宗大阪道場」である。
 そういえば、この少し南側に阿含宗大阪本部がある。
 どんな修練をするのか。ちょっと楽しみな。


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